非破壊検査とは
Non Destructive Inspection

非破壊検査とは”物を壊すことなく”その欠陥や劣化の状況を調べ出す検査技術のことをいいます。 原子力発電所からビル、鉄道、橋、地中埋設物にいたる社会資本すべてが対象です。 超音波や放射線、レーダーなど最新の装置と技術を駆使し、予防保全、有効活用へ役立てられます。

非破壊検査の一例

配管を溶接した後、溶接部に穴や割れが無いか確認する。

      使用中のタンクや配管の内面が腐食して板厚が薄くなってないか確認する。

      非破壊検査の業務内容

      • 各検査種目ごとにJIS規格の資格取得が必要となります。試験は学科試験と実技試験があり、1種目に約1年程度の時間がかかります。無資格者は、有資格者の補助に制限され、非破壊検査業務に携われない事が多いです。試験の合格率は30%程度なので、しっかり勉強、実技練習をしなければ合格できません。    
      • 日々の業務としては、基本、現場仕事です。お客様の設備に赴き、機器等の検査を行います。現場で必要な記録、写真を撮り、事務所でExcel等で報告書を作成・提出して作業完了という流れです。

      非破壊検査業界について

      • 非破壊検査は石油化学、造船、火力・原子力・風力発電所、橋梁、ビル等の鉄骨、車や航空機部品など、鉄で出来たあらゆる構造物や部品に適用されています。
      • 業界全体の売上高は2021年から2028年で約1.4倍程度に緩やかに拡大する予想です。
      • 資格登録者数は2016年を境に若干の減少傾向です。(2021年は8万5000人程度。建設業は約500万人)

      サンシュウの求める人材

       非破壊検査は資格取得が必要であったり、検査対象物の種類が多く、覚えることが多いので、ひと通りの検査ができるようになるまでに5年以上はかかります。また基本は現場仕事になりますので、体力も必要ですし、報告書作成や検査機器等のデジタル化などパソコンやITの知識も必要になります。非常にやることの多い業種だと思います。ただこれを全て完璧にこなせる人はいません。まず必要な資格を取り、早く多くの非破壊検査の経験を積む事が第一歩だと考えています。
       当社では資格取得のサポートをしっかり行いますので、大学をでていなくても大丈夫です。高校でまともに勉強していなくても大丈夫です。一生懸命取り組めば必ず合格する資格です。目の前の事に一生懸命になれる人を求めています!